はじめに

LAMINAR  FLOWを「バケット台車専用架台(890W×1040L×1250H×165kg)」に取付けた場合の耐震クラス(レベル)に対する「あと施工金属拡張アンカーボルト(おねじ形)」の耐震支持について、「建築設備耐震設計・施工指針」に従って選定計算しています。

尚、アンカーボルトは、短期許容引張荷重と短期許容せん断荷重の両方で評価しますが、本例では引張が影響大なので、短期許容引張荷重で評価し、短期許容せん断荷重は割愛します。

条件

1)コンクリート強度:Fc21 N/㎟またはFc18 N/㎟
2)コンクリート厚:120mm以上
3)あと施工金属拡張アンカーボルト:サンコーテクノ株式会社 品番:BA-1210(M12)
4)埋込み長さ:50mm
5)ヘリあき寸法:150mm以上

アンカーボルト施工本数

Rf:架台の引張荷重最大となる片側に作用する引抜き力(本例の計算値)
Pa:アンカーボルトのコンクリ―ト強度に対する短期許容引張荷重(メーカー公表値)
  Fc21 N/㎟ → 7.50 kN
  Fc18 N/㎟ → 6.94 kN
nt:架台片側に必要とするアンカーボルト計算本数

コンクリ―強度 Fc 21 N/㎟(Fc 18 N/㎟)にアンカーボルトで施工する本数

Rf (kN)Pa (kN)nt=Rf/Pa施工本数
耐震クラスS30.907.50(6.94)4.12(4.45)5(5)×2
耐震クラスA15.947.50(6.94)2.13(2.30)3(3)×2
耐震クラスB 8.487.50(6.94)1.13(1.22)2(2)×2

以上により、耐震クラスBの場合、コンクリート強度Fc 21 N/㎟またはFc 18 N/㎟であってもアンカーボルトを片側2本、両側で4本となり、架台四隅に4本施工すれば良い事になります。

耐震クラスの説明

耐震クラスS  (震度7相当)   原子力施設や避難拠点など、震災後も即座に機能維持が必要な設備
耐震クラスA  (震度6強相当)  一般的な公共施設や住宅設備など、大きな損傷を防ぐべき設備
耐震クラスB  (震度6弱相当)  軽微な損傷に留めるべき一般的な設備